コーパル

コーパル
Madagascar

 コーパルは数万年前に樹脂が固まったものです。この標本には虫の化石(黒い点)が含まれています。コパールの主な用途は塗料用のニスの原料です。硬いものは琥珀の代用品として利用されている他、お香の素材として南米とアフリカの先住民が利用しています。名前は中南米のアステカ族の言葉「コパリ」(樹脂の意)に因んでいます。色彩は琥珀(アンバー)によく似ていますが、両者は別物です。コーパルの硬さはアメと同じ程度しかなく、爪で押すと凹みます。比重にも差があり、琥珀は海水中に漂いますが、コーパルは海水に浮きます。琥珀は寒冷地の樹木が出した樹脂が固化したものですが、コーパルは熱帯の樹木の樹脂から生まれました。

コーパル (お香用) ●コーパル(原石標本)


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