斑銅鉱
化学式:
Cu
5
FeS
4
斑銅鉱の塊(銀色の線部分は自然銀)
San Martin mine, Sombrerete, Zacatecas, Mexico
割った直後の断面
17日後の断面
45日後の断面
斑銅鉱
(はんどうこう)は銅の鉱石として利用されている鉱物です。本来の色彩は褐色味のある赤銅色ですが、空気に触れると、赤紫色に変化します。採掘後、時間が経つと、斑銅鉱の表面は、青と紫色が鮮やかなメタリックカラーの斑模様に覆われます。
斑銅鉱の色彩が変化する様子を調べるために、この標本を割ってみました。左側が割った直後の断面です。この写真の右半分が本来の斑銅鉱の色彩を呈しています。この部分に注目して、中央部と右側の写真を見てください。中央が17日後の、右側が45日後の断面です。紫味を帯びており、時間の経過と共に紫色が濃くなっています。書籍には1日で紫色に変わり始めると紹介されていますが、はっきりと紫色を認識できたのは、割ってから2週間後でした。青味を帯びるには、まだ、時間が必要なようです。
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斑銅鉱入り鉱物標本100種セット
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