「ネットオークションの利用における注意点」
●オークションはゲームではない |
オークションで落札した場合には、入札した金額を出品者へ払わなければなりません。責任のある入札は最も大切なマナーです。取り引きを中止する場合には、出品者と相談することになります。オークションサイトは仲介してくれません。お店からの購入のキャンセルと異なり、お互いに重い負担となります。自分自身の約束を守るようにしてください。対応が悪いと、オークションへの参加資格を失うこともあるので、注意が必要です。 |
●標本の大きさに注意 |
落札者からのクレームで最も多いのが、標本の大きさに関するものです。しかし、多くの場合、この種のクレームの原因は落札者にあります。出品させた標本の説明文をよく読んでください。大きさに関する記載があるはずです(ない場合は入札を止めた方がよいでしょう)。標本の細かな様子を伝えるために、写真は拡大されたものが多くなっています。写真の大きさを現物の大きさと勘違いしないよう、注意してください。物差しが同時に写っていたら、目盛りを読んで、標本の大きさを正確に把握してください。 |
●色は変化する |
撮影機器やディスプレーの設定、撮影時の照明など、様々な条件によって標本の色彩は変化します。入札する前に、再認識してください。 |
●価格について |
相場よりも安く落札できる時もあれば、その逆もあります。オークションの仕組みをよく理解してください。落札価格で後悔しないようにするには、相場を知ることです。ネットショップなどの価格をよくチェックしておき、知識を蓄えてください。それから、小遣いの予算などを基に、自分が入札する金額の上限を決めておくことも大切です。 |
●質問制度の活用 |
オークションサイトでは、納得して入札できるように、出品者へ質問できる制度が導入されています。出品者は納得して落札してもらうことを希望しています。この願いはショップの経営者よりも強いように思います。また、回答の早さや内容から、出品者の対応の良さや商品知識の正確さなども判断することが出来ます。積極的に質問制度を利用しましょう。ただし、質問は締め切りの2日前までに行うのがマナーです。 |
●集めているのは標本 |
我々が集めているのは標本です。名称(鉱物名、岩石名、隕石名など)や産地名が明確に分かっていなければなりません。特に、産地名は重要です。産地名が記載されていないものへの入札は避けてください。 |