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川原と海辺で採取

 ヒスイが採れる糸魚川や翡翠海岸が有名ですが、川では石が上流から下流へと運ばれてくるため、様々な石を川原や海辺で採取することが可能です。おもしろい形や模様の石を集めたり、その川や海辺で発見できる全ての種類の石を揃えたりと、いろいろな楽しみ方が出来ます。石集めの原点は、川原と海辺での採取ではないでしょうか。
 川原や海辺での石の集め方を紹介した優れた書籍が発行されています。本のタイトルは「川原の石ころ図鑑」と「海辺の石ころ図鑑」です。採取可能な石が、河川別と海岸別にカラー写真で紹介されています。全国の58の河川と94の海岸(一覧を下方に掲載)が記載されており、巻末には鑑定に関する解説も載っています。これらの本を参考に、全国の河川と海岸を巡ってみては、いかがでしょう。

よい子のみなさんへ
川や海へ出かける時は、大人の人といっしょに行ってください。

コラム「川で発見された隕石」
 川に落ちている石の全てが、地球の石であるとは限りません。富山県を流れている上市川で、1890年と1892年に隕石が発見され、白萩隕石と早乙女隕石と名付けられました。全ての川とその上流地域へ隕石が落下する可能性があるので、あなたが出かけた川でも、隕石が発見できるかもしれません。
 隕石を見分けるコツを紹介しましょう。石を主成分とする隕石の場合、風化が進んでいて、鑑定が難しいので、調査対象から外します。鉄を主成分とする隕鉄か、鉄と石が半々の石鉄隕石に絞って、探索します。磁石に引っ付く金属の塊で、人工物と判断できない形状のものが落ちていたら、持って返ってください。地球の石には、磁石と引っ付くものが少ないので、磁石に引っ付く金属の塊が天然のものであるならば、隕石の可能性が高くなります。もし、1kg以上の石鉄隕石が発見できれば、¥数千万以上で売却できるかもしれません。川原で石を採取する人は覚えておいて損はないと思います。


●「川原の石ころ図鑑」 \1,470 渡辺 一夫 著、ポプラ社


川原の石ころ図鑑


川原の石ころ図鑑
 川原でひろった石の名前と生いたちが分かるように解説した石ころの図鑑です。地方別、川別に記載されているユニークな構成となっています。183ページ。

掲載河川リスト

●北海道地方・・・・十勝川、猿留川、幾春別川、豊平川、石狩川

●東北地方・・・・・橋野川、北上川、阿武隈川、雄物川、最上川

●関東地方・・・・・久慈川、那珂川、利根川、荒川、多摩川、相模川、酒匂川

●中部地方・・・・・三面川、信濃川、千曲川、姫川、黒部川、手取川、九頭竜川、河津川、狩野川、富士川、興津側川、安倍川、大井川、天竜川、飛騨川、木曽川、長良川、揖斐川

●近畿地方・・・・・姉川、芹川、揖保川、熊野川、宮川、紀ノ川

●中国地方・・・・・高梁川、太田川、千代川、日野川、斐伊川、江の川

●四国地方・・・・・吉野川、仁淀川、四万十川

●九州沖縄地方・・・筑後川、球磨川、川内川、大淀川、五ヶ瀬川、大野川、源河川、安波川


●「海辺の石ころ図鑑」 \1,575 渡辺 一夫 著、ポプラ社


海辺の石ころ図鑑


海辺の石ころ図鑑
 海辺でひろった石の名前と生いたちが分かるように解説した石ころの図鑑です。地方別、海岸別に記載されているユニークな構成となっています。207ページ。

掲載海岸リスト

●北海道地方・・・・湧別、ウトロ、羅臼、野付半島、サロマ湖畔、納沙布岬、花咲、ルーラン海岸、望来海岸、様似、三石、ウスタイベ海岸、浜里

●東北地方・・・・・綱不知、傾り石、七里長浜、十府ヶ浦海岸、浄土ヶ浜海岸、碁石海岸、大理石海岸、韮の浜、塚浜、入道崎、西黒沢、象潟、湯野浜海岸、温海、久之浜

●関東地方・・・・・酒匂、城ヶ島、秋谷、小淘綾ノ浜、犬吠崎、太海、保田、長浜、阿字ヶ浦

●中部地方・・・・・菖蒲沢海岸、三保の松原海岸、焼津、御前崎、高松一色、青海、谷浜、生地、東浜、長手島、雄島

●近畿地方・・・・・天橋立、南浜湖畔、多奈川小島、吹上浜、小赤壁、七里御浜、二見浦、白崎海岸、潮岬

●中国地方・・・・・浦富、桂島、北浦、石見畳ヶ浦、渋川海岸、仙酔島彦浦、厳島杉ノ浦、菊ヶ浜、中道

●四国地方・・・・・沖浦、蕪崎、関川、津田の松原、室戸岬、足摺岬、下島浜、八坂八浜

●九州地方・・・・・姉子浜、黒ヶ浜・白ヶ浜、黒津崎、幸島、青島、内之浦、吹上浜、桜島有村、長崎鼻、鳩山、御輿来海岸、脇岬、千々石、生月島

●沖縄地方・・・・・粟国島、石垣島、西表島、宮古島、辺戸岬、崎本部、幸喜


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