自然金
化学式:
Au
山金
砂金(ナゲット)
自然金の正8面体結晶
Ust'-Nera, Jakutia, Russia
California, U.S.A.
Diamantina, Minas Gerais, Brazil
糸金(糸状自然金)
埼玉県 秩父群 大滝村 秩父鉱山 大黒坑
自然金
は金を主要成分とする元素鉱物です。純粋な金ではなく、通常、銀が混ざっています。自然金が上の標本の様な結晶をなすことは希です。ふつうは網状、樹枝状、糸状、塊状などで存在します。自然金の産状は
山金
と
砂金
の2種類です。
山金は鉱山で採れる金です。二酸化ケイ素に富んだ熱水が岩石の隙間に侵入して固まったところへ、金は石英や硫化鉱物{輝銀鉱(Ag
2
S)など}と共存しています。金は銀と共存することが多く、山金には10%以上の銀が混ざっています。そのため、色が少し白くなっています。有名な佐渡金山からは73トンの金のほか、2000トンもの銀が採れました。2段目の
糸金
も山金の一種です。秩父鉱山からの金属の採掘はすでに終了しています。この標本は昭和40年頃に採取されました。黒色の鉱物は閃亜鉛鉱(ZnS)です。
砂金は砂の中で採れる金で、鉱山から風化浸食によって流出した山金が川底や岸に砂と共に堆積したものです。大型の砂金はナゲットと呼ばれています。オーストラリアからは1キロを超える重さのナゲットが見つかります。砂金の金の純度は山金よりも高く、数%しか銀が含まれていません。浸食される際に、水に銀が溶け出したのでしょう。
●
純金箔
(製造元販売) ●
自然金
(国産原石標本) ●
自然金
(外国産原石標本)
Copyright (C) 1996-2009 iStone. All Rights Reserved.|
ホーム
|
サイトマップ
|