マラカイト(孔雀石)

化学式:Cu2(CO3)(OH)2

ぶどう状 鍾乳状
孔雀石(ぶどう状)

マラカイト(鍾乳状)

孔雀石(断面)

縞模様部の拡大写真
マラカイト(縞模様部)
Katanga, Congo Katanga, Congo


 マラカイトは美しい緑色の柔らかい鉱物です。名称はギリシャ語 Malache (「ぜにあおい」という植物)に由来します。縞模様が孔雀の羽の模様に似ていることから、我が国では孔雀石とも呼ばれています。発色は銅によるものです。粉末にしても緑色を保っているので、彫刻や顔料の材料として古くから利用されています。キプロス島で採れたものを、クレオパトラがアイシャドウに使っていました。高松塚古墳の壁画には、緑色の岩絵の具として使用されています。
 マラカイト(孔雀石)は銅鉱山の表層部に産出する二次的な鉱物です。銅の主要鉱石である黄銅鉱(CuFeS2)が水に溶け、水に溶けている二酸化炭素と反応して生成します。日本やウラル地方でも採れていましたが、現在の主要な産地はコンゴです。秋田県の荒川鉱山で採取されたものの販売を、宮沢賢治は検討していました。

パワーストーン
 悪意、嫉妬、中傷から身を守ってくれる石。ストレスを解消し、心を安らかにしてくれる。

マラカイト (ジュエリー) ●孔雀石(マラカイト)(原石標本等) ● マラカイト (原石等)


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