青い部分がソーダライトです。結晶を形成することは希で、通常、塊状で産出します。ナトリウム(英語では
Sodium )が含まれていることが、名称(宝石名と鉱物名)の由来です。日本語の鉱物名は方ソーダ石といいます。
ソーダライトの結晶は、アルミとケイ素と酸素から骨組みが形成されていて、骨組みの隙間をナトリウムと塩素が埋めています。この隙間には様々な元素が入り込むことが可能です。ナトリウムと塩素が別の元素と入れ替わっている鉱物が存在し、まとめて、方ソーダ石族と呼ばれています。主なものを下表に掲載しました。ラズライト(ラピスラズリ)も含まれています。つまり、ソーダライトとラピスラズリは仲間です。そのため、ソーダライトとラピスラズリの色彩はよく似ています。しかし、ソーダライトには透明感があり、粉末にすると色が薄くなります。よって、顔料として利用できません。 |