ブラヒン隕石

パラサイト
ブラヒン隕石
Brahin, Minsk, Belorussia

1810年発見、価格(1グラム):¥150〜1,500

 ブラヒン隕石は1810年にベラルーシで発見されました。まず、80kg と 20kg の塊が見つかりました。その後、1982年までに9個の塊が発見され、回収量は823Kgになりました。1995年以降、更に10個以上の塊が回収され、トータルで回収量は1000kgを越えています。
 ブラヒン隕石は石鉄隕石の一種でパラサイトと呼ばれている種類に分類されています。白く輝いている部分は鉄ニッケル合金で、石の部分(山吹色の部分)はカンラン石という鉱物です。パラサイトは、かつて、小惑星の内部、マントルとコアの境界領域に相当する部分の一部だったと考えられています。この小惑星が、別の小惑星と衝突して破壊され、パラサイトは形成されました。
 ブラヒン隕石は最も市場で流通しているパラサイトの1つですが、価格がばらついています(1グラム当たり、¥150〜1500)。近年の流通量の増加が原因のひとつです。早期に入手した業者では、高めの価格で販売されています。また、品質にも原因があり、風雨によってかなり風化された標本も販売されています。購入する際には、この辺りの事情を参考にして、品定めしてください。

ほんもの隕石観察セット ●隕石標本 ● 隕石標本2  ● 隕石標本3


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