フレデリックスブルグ隕石は1930年代(正確な年は不明)に米国ユタ州で発見されました。しかし、隕石であることが判明したのは2000年です。ヘキサヘドライトという鉄隕石の種類に分類されています。
ヘキサヘドライトはニッケルの濃度が小さい(4〜6%)ため、切断面を酸処理してもウィドマンシュテッテン構造は現れません。代わりに、キズのような細い線が現れます。写真をよく観てください。互いに平行な筋の群れが、異なる角度で、存在しています。これらの筋はキズではありません。低温下(300℃以下)での機械的破壊作用(地表との衝突など)によって生成した薄い層構造の断面です。発見者の名前に因んでノイマンラインと呼ばれています。ヘキサヘドライトで普遍的に観られる特徴です。 |