リディコート電気石

化学式:Ca(Li,Al)3Al6(BO3)3Si6O18(O,OH,F)4

リディコート電気石
Anjanabonina, Madagascar

 リディコート電気石は、1977年、マダガスカルで産したリチア電気石とされていた標本を、詳細に研究することによって発見されたトルマリンです。リディコート電気石とリチア電気石は色彩がよく似ていますが、化学組成もかなり類似しています。下表に化学式を列記しましたので、見比べてください。ナトリウムではなく、カルシウムを主成分とするのが特徴です。鉱物名は米国の宝石学者リディコート博士に因んでいます。

リディコート電気石とリチア電気石の化学組成
 リディコート電気石

Ca(Li,Al)3Al6(BO3)3Si6O18(O,OH,F)4
 リチア電気石

Na(Li,Al)3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4

トルマリン(電気石) (原石等)


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