アンモライトはイリデッセンスを示す(虹色に輝く)アンモナイトの殻です。厚さは
0.5 〜 0.8mm程度しかなく、ひび割れは温度変化などによる風化作用で生じました。霰石を主成分とする薄い層が積み重なった内部構造を持っており、薄層による光の干渉現象で虹色に輝いています。
アンモライトの大部分はカナダのアルバータ州で採取されており、州の宝石に認定されています。白亜紀(1億4600万年前から6500万年前まで)の頃、産出地は海の底でした。なお、アンモライトになったのは、白亜紀後期に生息していたプラセンチケラスと呼ばれる種類のアンモナイトです。 |