ドラバイトはマグネシウムを主成分としてい含んでいるトルマリンです。名称はオーストリアの地方名ドレーブに由来します。日本名は苦土電気石(くどでんきせき)(苦土とはマグネシウムの意味)です。加熱処理によって褐色が薄くして、研磨されます。
ドラバイトのマグネシウムの部分は鉄と入れ替わることが可能です。マグネシウムが増えれば、ショール(鉄電気石)になります(下表参照)。天然のドラバイトには鉄が、ショールにはマグネシウムが含まれています。名称の使い分けはトルマリンの分類で定義されており、マグネシウムよりも鉄が多いものがショールで、マグネシウムの方が多いものがドラバイトです。 |