ガーネットの化学組成は上記の式で表すことできます。Aにはカルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、マンガン(Mn)、鉄(Fe)などが入ります。Bにはアルミニウム(Al)、クロム(Cr)、鉄(Fe)などが入ります。それに応じて、下図に掲げた6つの端成分(純粋な成分)が存在し、天然のガーネットはそれらが混ざり合っています。下図で実線で結ばれている3成分同士(例えば、パイロープとスペサルチンとアルマンディン)が混ざり合う場合、どのような割合でも、混ざることが可能です。ウバロバイトとアンドラダイトとグロッシュラーの場合も、同様です。これに対し、破線で結ばれているもの同士の場合、限られた割合でのみ混ざり合うことが出来るか、あるいは、全く混ざることが出来ません。 |