ダイヤモンドの産状
ダイヤモンド概論
ダイヤモンドの産状
カラーダイヤモンド
蛍光ダイヤモンド
化学式:
C
キンバーライト中のダイヤモンド(右側、拡大写真)
中国 山東省 蒙陰
れき岩中のダイヤモンド(右側、拡大写真)
Placer deposit, Diamontina, Minas Gerais, Brazil
ダイヤモンド
は
キンバーライト
(あるいは類似する岩石
ランプロアイト
)と呼ばれる岩石から採取されています。キンバーライトはマントル内部で生成したマグマが、地表に吹き出してきて固まった岩石です。そのマグマには水などのガス成分が富んでおり、新幹線のような速度で爆発的にマントルから上昇してきました。その時、マントル内に存在していたダイヤモンドがマグマと一緒に地表に飛び出してきました。上段の中国産の標本が、ダイヤモンドを含んでいるキンバーライトで、大変貴重な標本です。
ダイヤモンドの鉱床にはキンバーライトの出現場所のほか、水による浸食作用で形成された鉱床(
漂砂鉱床
という)も存在します。キンバーライトの出現場所が川によって浸食されると、ダイヤモンドも水で流されます。そして、流されたダイヤモンドが濃縮している場所が発見されると、ダイヤモンドの鉱床になります。下段の標本は漂砂鉱床から採取された
れき岩
(水の浸食で丸くなった小石が川底などで固まった岩石)で、ダイヤモンドを含んだものです。
日本ではダイヤモンドは発見されていません。キンバーライトは古い大陸地殻が分布する地域にのみ出現しており、国内で発見されるとは考えられません。しかし、漂砂鉱床タイプのダイヤモンド鉱床が発見される可能性はあります。中国の山東省のキンバーライトから流されたダイヤモンドが濃縮した場所が、九州の西部で発見されるかもしれません。
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